Part 5は短文だから簡単そうだけど、実際に解いてみると難しいですよね。
Part 5は文法問題と語彙問題があり、それらの知識がないと点数を取ることは出来ません。また、それぞれの短文を素早く処理出来なければPart 5に時間を取られてしまい、他のパートを解く時間を確保出来ません。
この記事では、Part 5を正確に素早く解くための戦略と習慣を紹介します!
Part 5の戦略
文法問題か語彙問題かを見分ける
文法問題:英語の文を構成させるルールを知っている
語彙問題:単語の持つ意味を正しく理解している
ざっくり文法問題、語彙問題が半分ずつ出題されるので、見分けられるようにしましょう。文法問題は文脈を理解していなくても答えられるため、短い時間で済むでしょう。逆に、語彙問題は文脈を理解しなければ適切な単語を選べないものが多いため、長い時間がかかるでしょう。
文法問題のサブカテゴリーを見分ける
文法問題はさらに細分化されています。
- 品詞問題
- 動詞問題
- 代名詞問題
- 接続詞問題
- 前置詞 or 接続詞問題
- 関係詞問題
品詞問題:名詞、動詞、形容詞、副詞を選ぶ。2〜3割出題。
動詞問題:時制(現在形、過去形、未来形、完了形)、態(能動態、受動態)を選ぶ。主述の一致する動詞を入れる。
代名詞問題:適切な代名詞 (I, my, me, mine, myself etc….)を入れる。
接続詞問題:適切な接続詞を入れる。
前置詞・接続詞問題:前置詞か接続詞かを選ぶ。
関係詞問題:関係詞か関係副詞かを選ぶ。
英文を区切る
実際の試験では問題用紙に線を入れることは出来ませんが、頭の中で英文を区切れるようにするべきです。そうでないと、英文がただの英単語の羅列に思えてしまいます。
英文を区切れるようにするにはまず、5文型を理解することが重要です。英文のどれが主語(S)、述語(V)、目的語(O)、補語(C)なのか分かるようになると英文を区切りやすくなります。
- S V
- S V C
- S V O
- S V O O
- S V O C
次のステップは、関係詞(関係代名詞、関係副詞)を理解することです。関係詞を使って補足情報が付け足されていく英文に慣れなければなりません。そして、頭の中で区切れるようにしましょう!
10分で解けるようにする
リーディングの合計時間は75分で、この75分のタイムマネジメントがリーディングパート攻略の鍵になります。Part 5は10分程度で終わらせ、他のパートを解く余力時間を残しましょう。ちなみに、Part 6も10分程度で終わらせ、Part 7に55分程度の余力時間を残すのがいいでしょう。
この時間感覚を身に付けるため、問題を解く際に時間を計るようにするといいでしょう。オススメとしては、本番同様に腕時計を使うことです。腕時計は、針のあるアナログ時計を使う方がいいでしょう。残り時間が一目で感覚的に分かるためです。Part 5を解いている間は時間ロスを防ぐために時計は見ずに、解き終わった後に、何分で解けたか確認しましょう。
Part 5のための習慣
Part 5攻略のための習慣は文法と長文読解です。教材は『英文法レベル別問題集』と『英語長文レベル別問題集』とを使います。それぞれレベル別に①〜⑥までありMす。
TOEICスコアや英検何級かによる目安があるので参考にしてください。これらの教材をそれぞれ7回以上反復練習してください。薄い教材なので反復練習がしやすくなっています。
TOEIC | 英検 | |
---|---|---|
レベル① | 250点〜350点 | 3級受験、3級合格 |
レベル② | 350点〜470点 | 3級合格、準2級受験 |
レベル③ | 470点〜600点 | 準2級受験、準2級級合格 |
レベル④ | 600点 | 準2級合格、2級合格 |
レベル⑤ | 600点〜730点 | 2級合格、準1級受験 |
レベル⑥ | 730点〜 | 準1級合格 |
TOEIC | 英検 | |
---|---|---|
レベル① | 200点〜300点 | 3級受験、3級合格 |
レベル② | 300点〜400点 | 3級合格、準2級受験 |
レベル③ | 400点〜550点 | 準2級受験、準2級級合格 |
レベル④ | 550点〜650点 | 準2級合格、2級合格 |
レベル⑤ | 650点〜800点 | 準1級受験 |
レベル⑥ | 800点〜 | 準1級合格 |
文法
『英文法レベル別問題集』を7回以上反復練習してください。分かったつもりではなく、無意識レベルで分かることで本番に生かせる文法力を身に付けることができます。
1回1回丁寧にやるよりも、繰り返して覚える意識でやれば、繰り返し易くなります。さらに、分かった問題と分かっていない問題を振り分けてることで効率化できます。オススメとして、分かったと思った問題にはシャーペン(鉛筆)で1回目のチェックを入れて、次やるときにやっぱり分かっている思った場合にはボールペンで上から2回目のチェックを入れます。ボールペンでチェックを入れた問題はもう解かなくても大丈夫です。
どのレベルでも内容の大枠は同じようなもので、文法全体の知識が学べます。そのため本書の反復練習によって、文法問題か語彙問題か、文法問題のどのカテゴリーかを見分けられるようになります。
長文読解
『英語長文レベル別問題集』を反復練習してください。本書は長文が約12問あり、それぞれが問題文、設問、解答・解説、構造分析/和訳という4つで構成されています。この中の構造分析/和訳を7回繰り返して読むことをオススメします。
構造分析/和訳は主語(S)、述語(V)、目的語(O)、補語(C)などで長文が区切られているため、繰り返し読むことで本番でそれが出来るようになります。さらに、英文を大量に読むことに慣れ、Part 5を10分で読むことが出来るようになるでしょう。
まとめ
Part 5は短文ですが、文法知識や語彙知識がなければ解けません。『英文法レベル別問題集』を7回以上反復練習して知識のストックを増やしていってください。
また、英文を区切るテクニックや10分で解き切るスピードは、『英語長文レベル別問題集』を7回以上反復練習して身に付けてください。
では、Part 5を攻略してTOEICスコアをアップさせましょう!
おすすめTOIEC教材を紹介しているのでご覧ください。
スタディサプリENGLISH(パーソナルコーチプラン)
スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)
アルク