仮定法って、現在のことなのに過去形を使ったりしてややこしいですよね。そんな時は復習してみるといいでしょう!
この記事では、仮定法の基礎「仮定法過去」、「仮定法過去完了」、「仮定法未来」についてまとめました。また、なぜ現在のことなのになぜ過去形を使うのかを、助動詞の過去形が示す「2つの距離」について知って、理解していただきたいと思います!
おすすめ文法書や洋書についても述べているので参考にしてください!
仮定法とは?
現在・過去・未来に起こりえないような物事を仮定する場合に使われる
仮定法過去
現在の事実に反する仮定
If I were a little younger, I would join you in climbing the mountain.
私がもう少し若かったら、あなたと山登りをするのに。
If S Vp, S would V
be動詞はwasよりもwereが好んで使われる。
仮定法過去完了
過去の事実に反する仮定
If we had taken the other road, we might have arrived earlier.
もし他の道路を通っていたら、私たちはもっと早くついていたかもしれない。
If S had Vpp, S would have Vpp
wouldの代わりにshould、could、mightが使われることも。
仮定法未来
未来に起こる可能性が全くorほとんどないことを仮定
If the sun were to disappear, what would become of the earth.
万が一太陽が消えたら、地球はどうなるでしょう。
If S were to V, S would V
もしくは
If S should V, S would V
助動詞の過去形は「2つの距離感」を表す
助動詞の過去形は、「現在からの時間的な距離感」と「現実からの仮定的な距離感」の2つを表せます。
I can see it. (ぼくには見えているよ)
現在からの時間的な距離感
I could see it. (ぼくには見えていたよ)
現実からの仮定的な距離感
I could see it. (「見ようと思えば」ぼくには見えるよ)
I could have seen it. (「見ようと思えば」見ることができたのに)
『文法レベル別問題集』
僕が文法の勉強として使っているのは、『文法レベル別問題集』です。
レベル別に①〜⑥までありますし、1冊のボリュームも少ないので、何回も繰り返せます。
今回の例文と解説も、本書を参考につくりました。
わかったつもりではなく、無意識レベルまでわかってないと実践(TOEIC、英検、英会話)でいきてこないので繰り返すことをオススメします。
1回1回丁寧にやるよりも、繰り返して覚える意識でやれば、繰り返し易くなります。
さらに、分かった問題と分かっていない問題を振り分けてることで効率化できます。
僕は、分かったと思った問題にはシャーペンで1回目のチェックを入れて、次やるときにやっぱり分かっていると思った場合にはボールペンで上から2回目のチェックを入れます。
ボールペンでチェックを入れた問題はもう解きません。
TOEIC | 英検 | |
---|---|---|
レベル① | 250点〜350点 | 3級受験、3級合格 |
レベル② | 350点〜470点 | 3級合格、準2級受験 |
レベル③ | 470点〜600点 | 準2級受験、準2級級合格 |
レベル④ | 600点 | 準2級合格、2級合格 |
レベル⑤ | 600点〜730点 | 2級合格、準1級受験 |
レベル⑥ | 730点〜 | 準1級合格 |
まとめ
仮定法の基礎についてまとめた記事でした。
助動詞の過去形の「現実からの仮定的な距離感」を理解していれば、仮定法もイメージしやすくなるのではないでしょうか?
仮定法のルールをときどき復習して、あとは文法書や洋書でたくさん仮定法に触れれば、肌感覚で理解できるようになるのでしょう!