この記事を読んでいる方はどのように英語を勉強していいかわからない、どんな教材を使ったらいいかわからないといった悩みを持っているのではないでしょうか。
「E判定からの大逆転勉強法」は志望校合格までの道筋を具体的に描く手助けをしてくれる内容になっているので、そんなあなたにオススメします。
E判定からの大逆転勉強法とは
この本は、全国模試E判定から南極老人による勉強法によって京都大学文学部に入学した柏村真至氏を中心に執筆されたものです。それらの勉強法を「南極流勉強法」としてまとめられています。
本書の構造は。。。
第1章 受かる受験生の心構え
第2章 英語の勉強法
第3章 数学の勉強法
第4章 国語の勉強法
第5章 理科の勉強法
第6章 社会の勉強法
5教科すべての勉強法が網羅されています。
受かる受験生の心構え
第1章の「受かる受験生の心構え」では全教科に共通する受験生の心構えが書かれています。
潜在意識の活用
潜在意識に「できる」と思い込ませる
そのためには。。。
絶対に、毎日できることをする
完璧にできる教材を1冊作る(最低7回)
「南極流勉強法」における序盤、中盤、終盤
序盤~できる問題を増やし、できる教材を作り、できる感覚を育てる。よい潜在意識を作る。
中盤~潜在意識が目覚め出す。問題を解けば解くほど、成績はグングン上がっていく。
終盤~すべての知識を総動員して、過去問をどんどん解いていく。問題を見たら、頭の中に解き方が浮かんでくる。
英語の勉強法
第2章は「南極流勉強法」の英語の勉強法です。
目標としては。。。
センター試験英語で8~9割
国公立二次試験で6~7割
そのための5つの力のトレーニング
- 速読力(英語を速く読む力)
- 精読力(英語を正確に読む力)
- 英作文力(英語を正確に書く力)
- リスニング力(英語を正確に聴く力)
- 本番力(問題を解く力)
受験英語の序盤
英単語、熟語をモノにする
序盤の英単語、熟語に使う教材
『合格英単語600』
『合格英熟語300』
受験生は『英単語ターゲット1900』のようなボリュームのある教材を使いがちですが、それらの教材では完璧に仕上げることはできません。第1章で述べられている通り、潜在意識に「できる」と思わせるには完璧にできる教材を1冊作る(最低7回)ことが重要ですので、『合格英単語600』、『合格英熟語300』のようなボリュームの小さい教材を完璧に仕上げましょう。
音読の習慣化
序盤の音読の習慣化に使う教材
『英語長文レベル別問題集』
音読の習慣化をする理由は、「速く読める」ようにすることです。「速く読める」ことを阻害する要因は返り読みです。
I / am walking/ along the river / with friends.
ネイティブスピーカーは
I am walking along the river with my friends.
と頭から理解していますが、
英語に慣れていない日本人は
私は(I)
友達と(with my friends)
川に沿って(along the river)
散歩をしています(am walking)
というように理解するでしょう。
このように返り読みをしていては「速く読める」ようにはなりませんが、音読を習慣化することによって克服できます。『英語長文レベル別問題集』は文字通りレベル別になっていて、①~⑥まであるので、自分のレベルに合うものを見つければ音読の習慣化をしやすくなるでしょう。
受験英語の中盤
中盤で学ぶこと
- 単語
- 熟語
- 音読
- 文法
- 整序英作文
- 下線部和訳
- 構文
- 英作文
- 長文
中盤の英単語、熟語に使う教材
『英単語ターゲット1900』
『英熟語ターゲット1000』
『システム英単語』
しかし、これらを片っ端から覚えるのではなく、索引を使ってどれくらい英単語、熟語を覚えているのかのチェックに使いましょう。
中盤の英文法に使う教材
『英文法レベル別問題集』
序盤で紹介した『英語長文レベル別問題集』の姉妹本です。自分のレベルにあったものを見つけ、反復練習(7回以上)しましょう。
中盤の整序英作文に使う教材
『英語整序問題の必勝テクニック』
『英語整序問題精選600』
反復練習(7回以上)しましょう。
中盤の英語構文に使う教材
『英語リーディング教本』
反復練習(7回以上)しましょう。
中盤の下線部和訳に使う教材
『基礎英文問題精講』
『英文標準問題精講』
『英文和訳演習』
『英文熟考』
以上のものから合うものを見つけ、反復練習(7回以上)しましょう。
中盤の英作文に使う教材
『超基本パターン33 書ける!英作文』
反復練習(7回以上)しましょう。
中盤の長文読解に使う教材
『英語頻出長文読解」
『ジャンル別解説英文読解の正体背景知識+定型的な論点+頻出テーマ』
『英語長文レベル別問題集』*序盤に引き続き
英語長文の問題練習の目安は100題だそうです。序盤で紹介した『英語長文レベル別問題集』①~⑥の問題をすべて解くと70題なので、残り30題をそれ以外の教材で補うといったやり方もいいそうです。中盤でも音読の習慣化を継続する必要がかるので、このやり方が一番効率的でしょう。そして、長文問題を反復練習(7回以上)しましょう。
受験英語の終盤
終盤に使う教材
過去問
終盤は序盤~中盤を復習しながら過去問を解きます。センター試験の場合、過去問10年分(本試+追試20回分)を時間を計って解くそうです。そして、弱点を認識し、対策をします。
対策の方法としては、序盤~中盤に戻って反復練習することや、本書で新たに紹介されている教材を使うとのことです。
詳しくは本書を購入し、確認してみてはいかがでしょうか。
まとめ
どうでしたか?
受験英語の勉強法が見えてきたのではないでしょうか。
本書で紹介されていることは、大学に入学した後も、英検やTOEICなどの英語資格やその他の資格などにも応用可能でしょう。
ぜひ実践して志望校に合格し、その後の勉強にも「南極流勉強法」を取り入れてみてください。