英文を見ていると、接続詞が単語・句・節を並べたり、つないだりしています。
その接続詞の働きや意味が分からなければ、英文を理解するのは難しいでしょう。
この記事では、andやbutなどの等位接続詞、whenやbecauseなどの従属接続詞、代名詞ではなく接続詞としてのthatについてまとめました。
- 等位接続詞
- 従属接続詞
- 接続詞としてのthat
例文と合わせてそれぞれの働きや意味を確認してください!
等位接続詞
単語と単語、句と句、節と節を並べることができます。
and、but、orなどがあります。
等位接続詞の重要表現
both A and B(AとBの両方)
either A or B(AとBのどちらか)
neither A nor B(AもBも~ない)
not A but B(AではなくてB)
not only A but also B(AだけでなくBも)
both A and B(AとBの両方)
Daniel likes both dogs and cats.
ダニエルは犬も猫も両方好きです。
either A or B(AとBのどちらか)
Either I or you have to go.
私とあなたのどちらかが行かなければならない。
neither A nor B(AもBも~ない)
I have neither knowledge nor experience.
私は知識も経験も持っていない。
not A but B(AではなくてB)
*but以下に重要なことが来る。Bが重要。
He is not Joey, but Jesse.
彼はジョーイではなくて、ジェシーです。
not only A but also B(AだけでなくBも)
*but also以下に重要なことが来る。Bが重要。
He can speak not only English but also French.
彼は英語だけでなく、フランス語も話せる。
従属接続詞
従属接続詞が作るカタマリが、主節を修飾します。
従属接続詞の重要4種類
- 時
- 理由
- 条件
- 譲歩
特に時と理由はツートップです。
時
when(~の時)
while(~の間)
as(~すると)
before(~する前に)
after(~したあとに)
since(~して以来)
until(~するまでずっと)
when(~の時)
I lived in Tokyo when I was young.
私は若いころ、東京に住んでいた。
while(~の間)
*主に進行形が使われる
The phone rang while I was cooking.
私が料理をしている間に、電話がなりました。
as(~すると)
*whenよりも同時。asには「同じ・同時・同等」のニュアンスがあります。
I saw the rainbow as I left my office.
事務所を出たときに、虹を見た。
before(~する前に)
I had to finish it before he came.
私は彼がくる前に、それを終わらせなければならなかった。
after(~したあとに)
I drink a cup of coffee after I have breakfast.
私は朝食をとった後に、1杯のコーヒーを飲みます。
since(~して以来)
*主に主節で完了形(継続)が使われる
I have lived Osaka since I was 18.
私は18歳のころから大阪に住んでいる。
until(~するまでずっと)
Please wait until he comes.
彼が来るまで待ってください。
理由
because(~なので)
since(~なので)
because(~なので)
*文の後ろに使う
I can’t go because I’m busy.
私は忙しいから行けません。
since(~なので)
*文頭にも使える
since I was ill, I spent a whole day watching TV.
私は病気だったので、1日中テレビを見て過ごした。
条件
if(もし~ならば)
unless(もし~ないならば)
once(いったん~すると)
if(もし~ならば)
The game will be held if it is sunny.
もし晴れたら、試合は開催されます。
unless(もし~ないならば)
The game will be canceled unless it is sunny.
もし晴れなければ、試合は中止です。
once(いったん~すると)
Once he fall asleep, he doesn’t wake up easily.
いったん眠ると、彼は簡単には目を覚まさない。
譲歩
though / although(確かに~だが)
even though(~なのだが)
even if(たとえ~でも)
whether ~ (~であっても)
while(~なのだが、しかし…)
as(~だが)
though / although(確かに~だが)
*元々の形はalthough
Though he has grown up in Japan, he can speak English.
彼は日本で育ったが、英語を話せる。
even though(~なのだが)
*事実のこと
Even though it rained, the game wasn’t canceled.
雨だったが、その試合は中止にならなかった。
even if(たとえ~でも)
*事実のことでなくてもいい
Even if it is sunny, you should bring an umbrella.
たとえもし晴れでも、あなたは傘を持っていった方がいい。
whether ~ (or not)(~であっても(~でなくても))
Whether you agree or not, I will carry on the plan.
あなたが賛成しようがしまいが、私はその計画を続ける。
while(~なのだが、しかし…)
While I admit the question is difficult, you should not give up.
その問題が難しいのは認めるけど、諦めるべきではない。
as((確かに)~だが)
Famous as Bob is, he is very modest.
ボブは有名なのだが、彼はとても控えめだ。
= Although Bob is famous, he is very modest.
*Famousが前に出て強調
接続詞としてのthat
thatは「あれ」という代名詞の他にも、接続詞として使うこともできます。
名詞節を作るthat、同格のthatを覚えておきましょう!
名詞節を作るthat
thatで名詞節を作って、主語・目的語・補語にすることができます。
主語になる
* It is 形容詞 that SV
It is true that he is from Kyoto.
彼が京都出身だというのは本当だ。
目的語、補語になる(動詞の後にくる)
* SV that SV
* be動詞の場合は補語(C)、一般動詞の場合は目的語(O)
The problem is that the computer doesn’t work.
困ったことに、そのコンピューターは動かない。
I think that he is innocent.
彼は無罪だと思う。
同格のthat
the fact that 〜(〜という事実)のように、that 〜で補足説明をすることができます。
the fact that ~(~という事実)
the rumor that ~(~といううわさ)
the news that ~(~という知らせ)
the hope that ~(~という見込み、期待)
I knew the fact that Ottawa is the capital of Canada.
オタワがカナダの首都だという事実を知った。
まとめ
特に従属接続詞の譲歩は分かりずらいと思うので、意識しておくといいでしょう。
また、”as”にはたくさんの意味があることも覚えておきましょう。
- 時(~すると)
- 譲歩(確かに~だが)
- 様態(~のように)
- 比例(~につれて)
- 理由(~なので)
この記事では、時・譲歩の”as”について触れましたが、様態・比例・理由のasもあります。
“as”が出てきたら、どの”as”なのかを確認するといいでしょう。