英語の上達には多読が効果アリ!という内容な本を読んだことがあるでしょうか?僕は英語を勉強するのが好きで、英語上達のための本などをたくさん読んできました。
そうした本の中で、「やさしい絵本を読む」ことや、逆に「著作権切れの古典を読む」といったことが書かれていたので挑戦してみました。しかし、絵本は物足りないし、古典は難しすぎて長続きしませんでした。
僕が多読をするのに長続きしたのは『Harry Potter』です。小説もあまり読んだことないし、英語も十分ではないのに続けられた理由は、映画、日本語訳版でハードルを下げ、繰り返しで理解するというアプローチに変えたからです。
多読の重要性
TOEICは120分、英検は2級:110分、準1級:120分、1級:135分で解き切る必要があります。リーディングでは、読む速度を上げることが出来れば、じっくり答えを選ぶ時間が確保できます。
リスニングでは、先読みが点数と取るための必須テクニックです。先読みとは、設問と選択肢をあらかじめ読んで、問われていることを理解することです。先読みの重要性としては、例えば日本語で各都道府県の天気予報が流れ、最後に、岩手県と奈良県と大分県の天気予報は何だったでしょう?と聞かれても答えるのは難しいでしょう。先読みをすることで、岩手県と奈良県と大分県について問われているということが事前に分かるのです。
つまり、リーディングを時間内に解き終える、先読みをするために英語を読むスピードを上げる必要があります。『E判定からの大逆転勉強法』では、音読を毎日30分、1年続けると英語を読むスピードが段違いで速くなると述べられています。
教材としては、『英語長文レベル別問題集』が紹介されています。①〜⑥までレベル別になっていて、TOEICや英検を目安に選択できます。
TOEIC | 英検 | |
---|---|---|
レベル① | 200点〜300点 | 3級受験、3級合格 |
レベル② | 300点〜400点 | 3級合格、準2級受験 |
レベル③ | 400点〜550点 | 準2級受験、準2級級合格 |
レベル④ | 550点〜650点 | 準2級合格、2級合格 |
レベル⑤ | 650点〜800点 | 準1級受験 |
レベル⑥ | 800点〜 | 準1級合格 |
僕自身が『ハリーポッター 』を使ってやっている、ハリポタ学習法も紹介するので、参考にしてみてください!
ハリポタ学習法とは?
ハリポタ学習法とは、3ステップでJ. K. Rowlingの『Harry Potter』に挑戦し、多読する学習法です。
- Step 1:『ハリーポッター』(映画)
- Step 2:『ハリーポッター』(松岡佑子・訳)
- Step 3:『Harry Potter』(J. K. Rowling)
Step 1:『ハリーポッター』(映画)
- 『Harry Potter』に挑戦するための視覚イメージを作る
- リスニング力の向上に効果あり!
- 『海外ドラマはたった350の単語でできている』の学習法を採用(英語字幕を読解、英語字幕を多読、フォニックス、シャドウイング、ディクテーション)
Step 2:『ハリーポッター』(松岡佑子・訳)
- 映画には出てこない細かい描写を読み取る
- 映画には出てこないシーンなどもあるので楽める!
Step 3:『Harry Potter』(J. K. Rowling)
- Step 1、Step 2で『Harry Potter』のハードルが下がっている
- そのため楽しめる!
- 細かいことは気にせず読み切ることを優先する
Step 1、Step 2、Step 3を7回以上繰り返します。7回以上というのは『E判定からの大逆転勉強法』で同じ教材を7回以上繰り返すと書かれていたことと、ホグワーツ魔法魔術学校が7年制であることからヒントを得ています。
『ハリーポッター』(松岡佑子・訳)を途中で省略して、時間を短縮するのもいいと思いますし、継続して純粋に楽しんだり、日本語訳を通してもっと深く理解するのもありだと思います。
ハリポタ学習法への経緯
多読をすることは、リーディングだけでなく、その他のスキルの向上に効果があります。僕自身『英語長文レベル別問題集』を繰り返し読み込んだことで、英語スキル全般が向上しました。
多くの書籍でも多読が紹介されていて、僕も参考にして挑戦しようと思いました。「やさしい絵本を読む」と書かれていたので読んでみましたが、つまらなかったです。逆に、「著作権が切れている古典を読む」と書かれていたので読んでみましたが、難しすぎました。
そこで、以前映画を見たことがあった『ハリーポッター 』ならどうだろうと思い、Kindle unlimetedで『秘密の部屋』が日本語版、英語版が両方無料なのでチャプターごとに交互に読んでみました。細かいことを気にしなければ英語版も全然読めました!
映画もセットにすればリスニング対策になると思い、U-nextで映画も見ました。以前見たことがあったし、小説も読んでいるので、ハリーポッター の世界により深く入り込むことが出来ました。
つまり、映画・小説の相乗効果と繰り返しでよりハリーポッターをより楽しむことが出来ました。また、お気に入りのシーンを見つけることで、『海外ドラマはたった350の単語でできている』で紹介されている、シャドウイングやディクテーションもしやすくなります。
KindleとU-nextで場所を選ばず映画・小説を楽しめるのも気に入っています!
まとめ
多読の重要性と、僕がやっている『ハリポタ学習法』を紹介させていただきました。映画・小説の相乗効果と繰り返しで、Step 123それぞれの理解が深まると思います。また、TOEIC、英検などのリーディング、スピーキング両方のスコアアップが期待できます。
小説を読んだ経験があまりない人でも、映画で視覚イメージを作ることで小説に入り込むことが出来るでしょう。また、英語力の不足も繰り返しによって解消してくれます。では、一緒に『Harry Potter』を楽しみましょう!