動詞の後に動名詞を使うべきか、不定詞を使うべきか迷いますよね。
この記事では、動名詞を使うパターン、不定詞を使うパターンをまとめました。
例えばenjoyの場合、enjoy to Vではなくて、enjoy Vingにしなければいけません。
そういったルールを整理しておけば、使うときに迷わないでしょう。
例文も載せているので、イメージをつかんでください。
動名詞(Ving)と不定詞(to V)
動名詞
動詞をing形にすると、名詞の働きをさせることができます。
不定詞
不定詞には、名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法の3つがあります。
それぞれ働きが異なります。
名詞的用法は名詞の働き、形容詞的用法は名詞を修飾、副詞的用法は動詞を修飾します。
不定詞の3用法
それぞれの働きを意識しながら例文を読んでみるといいでしょう!
名詞的用法は分かりやすいですが、形容詞的用法と副詞的用法は分かりづらいと思います。
形容詞的用法→名詞、副詞的用法→動詞を修飾していることを意識して読めば、違いが分かると思います。
名詞的用法
To master English is not easy.
形容詞的用法(名詞を修飾)
I have a lot of books to read.
副詞的用法(動詞を修飾)
I went to his house to talk with him.
動名詞(Ving)を目的語(O)にとる動詞
メガフェプスダッパム(MEGAFEPSDAPAM)の動詞は、動名詞を目的語(O)にとり、不定詞(to V)を直後に置くのは間違いです。
例えば、enjoy to studyではなく、enjoy studyingと書かなければいけません。
メガフェプスダッパム(MEGAFEPSDAPAM)
- Mind Ving(Vすることを気にする)
- Enjoy Ving(Vすることを楽しむ)
- Give up Ving(Vすることをあきらめる)
- Avoid Ving(Vすることを避ける)
- Finish Ving(Vし終える)
- Escape being Vpp(Vされるのを逃れる)
- Postpone Ving(Vするのを延期する)
- Suggest Ving(Vすることを提案する)
- Deny Ving(Vすることを否定する)
- Admit Ving(Vすることを認める)
- Practice Ving(Vする練習する)
- Advise Ving(Vすることを忠告する)
- Miss Ving(Vしそこなう)
Would you mind opening the window for me?
I enjoyed playing soccer.
The doctor told Steve to give up smoking.
I usually avoid traveling to work during rush hours.
I finished doing my homework.
He admitted having stolen the money.
基本5文型をおさらい
第1文型 | S V | 自動詞 |
第2文型 | S V C | be動詞 |
第3文型 | S V O | 他動詞 |
第4文型 | S V O O | 他動詞 |
第5文型 | S V O C | 他動詞 |
- S(主語)=名詞
- V(述語動詞)=動詞
- O(目的語)=名詞
- C(補語)=名詞、形容詞
自動詞=動作がそれ自体で完結しているような意味を持っていて、直後にピリオドを打って文を終了できる。(第1文型で使われる)
他動詞=他に働きかけるような意味を持って、直後に目的語(O)を必要とする。(第3文型〜第5文型で使われる)
例外
be動詞なのに第1文型、自動詞なのに第2文型のパターンもあります。
基本的にbe動詞は第2文型をとりますが、存在(~にいる、~にある)を表す場合には第1文型をとります。
My college is near the station.
基本的に自動詞は第1文型をとりますが、S=Cを表す場合には第2文型をとります。
He became a teacher.
動名詞(Ving)をとるか不定詞(to V)をとるかで意味が変わる動詞
remember・forgetはよく使う動詞ですが、後ろに動名詞(Ving)を続けるか、不定詞(to V)を続けるかで意味が変わってしまいます。
使い分けられるようにしましょう!
remember Ving(Vしたのを覚えている)
remember to V(忘れずにVする)
I remember seeing her somewhere.
Please remember to mail these letters.
forget Ving(Vしたのを忘れる)
forget to V(Vし忘れる)
I’ll never forget watching the movie.
I forgot to answer the letter.
動詞+目的語(O)+不定詞(to V)
動詞+目的語(O)+不定詞(to V)の形でよく使われるパターンをまとめました。
例文を読んで、この形に慣れておくといいでしょう!
allow O to V(OがVするのを許す)
The money allowed me to go abroad.
cause O to V(OにVさせる)
What caused you to change your mind?
tell O to V(OにVするように言う)
I told my son to study very hard.
ask O to V(OにVしてくれと頼む)
Jessie asked me to wait here.
advise O to V(OにVするように忠告する)
John advised me to buy a new car.
require O to V(OにVするのを要求する)
Male customers are required to wear ties.
cause O to V(OにVさせる)
A heavy rain caused all the trains to stop.
expect O to V(OがVするのを期待する)
I didn’t expect the new house to be so small.
enable O to V(OがVするのを可能にする)
The new technology has enabled us to live in comfort.
get O to V(OにVさせる)
I wish I could get someone to drive me home.
encourage O to V(OにVするように奨励する)
The teacher encouraged us to study English harder.
不定詞と間違いやすい表現(to Ving)
不定詞と間違えてtoの後に原形動詞を置いてしまいがちな表現です。
これらのtoは前置詞なので、動名詞(Ving)を続けなければいけません。
例文を通して、この表現に慣れてしまうといいでしょう!
get used to Ving(Vするのに慣れる)
I can’t get used to speaking in the big city.
be used to Ving(Vするのに慣れる)
He isn’t used to speaking French yet.
object to Ving(Vすることに反対する)
My mother objected to climbing the mountain alone.
look forward to Ving(Vするのを楽しみに待つ)
I am looking forward to seeing you again.
まとめ
書いたり話したりする際、動名詞と不定詞を間違えても伝わると思いますが、ステップアップのためにはこうした細かいことを理解する必要があるでしょう。
「Vするのに慣れる」のget used to Ving、be used to Vingは、「以前は~したものだった」のused toと似てますし、動名詞(Ving)にしなくてはいけないので大変です。
でも、よく使う便利な表現なので覚えてしまいましょう!