受動態を進行形にするにはどうすればいいのでしょうか？
受動態の進行形は、受動態の基本形にbeingが入り込んだ形です。
例文と合わせてこの形に慣れましょう。
受動態の基本形
be動詞＋Vpp
受動態の進行形
be動詞＋being＋Vpp
助動詞の受動態、完了形の受動態についても書いているので、ついでに復習してください。
助動詞の受動態にはbe、完了形の受動態にはbeenが使われていることに注意しましょう。
助動詞の受動態
助動詞＋be＋Vpp
完了形の受動態
have＋been＋Vpp（現在完了形）
受動態の基本形
第３文型(SVO)、第４文型(SVOO)、第５文型(SVOC)の目的語(O)が主語に移動したのが受動態です。
主語にあった名詞はby ～になったりします。
受動態の基本形
be動詞+Vpp第３文型(SVO)
Mary wrote this letter.
マリーがこの手紙を書きました。
This letter was written by Mary.
この手紙はメアリーによって書かれました。
目的語(O)のthis letterが主語(S)に移動
主語(S)のMaryが後ろに移動して、by Maryに変化
第４文型(SVOO)
Daniel gave me a book.
ダニエルが私に本をくれました。
I was given a book by Daniel.
私はダニエルから本をもらいました。
目的語(O)のmeが主語(S)に移動
主語(S)のDanielが後ろに移動して、by Danielに変化
第５文型(SVOC)
Her name is Stephanie. We call her Steph.
彼女の名前はステファニーです。私たちは彼女のことをステフと呼びます。
Stephanie is called Steph.
ステファニーはステフと呼ばれています。
目的語(O)のher(Stephanie)が主語(S)に移動
基本５文型
基本５文型を覚えておくと文法を理解するのに便利なので、忘れていたら復習しましょう。
受動態に出来るのは目的語(O)が必要な第３文型、第４文型、第５文型です。
その目的語(O)が主語(S)に移動して受動態になるんですね。
第１文型：SV
第２文型：SVC
第３文型：SVO
第４文型：SVOO
第５文型：SVOC
主語(S)＝名詞
述語動詞(V)＝動詞
目的語(O)＝名詞
補語(C)＝名詞、形容詞
受動態の進行形
受動態の基本形は、be動詞＋過去分詞でした。
その間にbeingを置くことで、進行形にすることができます。
受動態の進行形
be動詞＋being＋過去分詞The students are giving the presentation now.
今、学生たちがプレゼンテーションを行っている。
The presentation is being given by the students now.
今、学生たちによるプレゼンテーションが行われています。
目的語(O)のthe presentationが主語(S)に移動
主語(S)のthe studentsが後ろに移動して、by the studentsに変化
助動詞の受動態
受動態の基本形はbe動詞＋過去分詞でした。
助動詞の後には原型動詞がくるので、受動態ではbeになります。
助動詞の受動態
助動詞＋be＋過去分詞I can see Mt. Fuji from my house.
私は家から東京タワーを見ることができます。
Mt. Fuji can be seen from my house.
東京タワーが私の家から見えます。
目的語(O)のMt. Fujiが主語(S)に移動
完了形の受動態
現在完了形はhave＋過去分詞ですが、受動態にするとその間にbeenが入ります。
完了形の受動態
have＋been＋過去分詞（現在完了形）The owner has closed the restaurant since last week.
オーナーは先週からそのレストランを閉めています。
The restaurant has been closed since last week.
そのレストランは先週から閉店している。
目的語(O)のthe restaurantが主語(S)に移動
まとめ
受動態の進行形は、基本形のbe動詞＋Vppの間にbeingが入った形でした。
助動詞にはbeというbe動詞の原形、完了形にはbeenというbe動詞の過去分詞が使われています。
受動態の基本形
be動詞＋Vpp
受動態の進行形
be動詞＋being＋Vpp
助動詞の受動態
助動詞＋be＋Vpp
完了形の受動態
have＋been＋Vpp（現在完了形）
had＋been＋Vpp（過去完了形）
will have＋been＋Vpp（未来完了形）
