今や多くの企業が就職、昇進としてTOEICのスコアを参考にし、社員教育としてTOEIC受験を義務付けています。
楽天の三木谷浩史・会長兼社長は、2010年に社内の公用語を英語にすると宣言しました。
約2年間の準備期間を経て、2012年に本格的に英語を社内で公用語化しました。
人事面でも、TOEICスコアの基準点をクリアすることを昇進の条件にしているとのことです。
こうした企業の英語公用化、TOEICスコアの重視の流れを前向きに捉え、TOEIC受験を通して英語学習の機会にしてみるものいいかもしれませんね。
実際に、TOEICの勉強を始める前に、TOEICの全体像を把握することが重要でしょう。
この記事では、TOEICの問題形式(問題数、解答時間、各パートの特徴)を紹介します!
問題数と解答時間
まずは全体とPart別の問題数と解答時間を理解しましょう。
Partは全部で7つ。リスニング4つにリーディング3つです。
リーディングの解答時間目安はあくまで目安なので、Part別の得意不得意などから微調整してみるのもいいでしょう。
問題数:200問
- リスニング(100問)
- リスニング(100問)
Part 1:写真描写問題(6問)
Part 2:応答問題(25問)
Part 3:会話問題(39問)
Part 4:説明文問題(30問)
Part 5:短文穴埋め問題(30問)
Part 6:長文穴埋め問題(16問)
Part 7:長文読解問題(54問)
解答時間:2時間
- リスニング(45分)
- リーディング(75分)
*解答時間目安*
Part 5:短文穴埋め問題(30問)10分
Part 6:長文穴埋め問題(16問)10分
Part 7:長文読解問題(54問)55分
各パートの特徴
各パートの内容や特徴を特徴を理解しましょう。
Part 1:写真描写問題
1枚の写真について4つの短い説明文が1度だけ放送される。説明文は印刷されていない。4つのうち、写真を最も的確に描写しているものを選び解答用紙にマークする。
Part 2:応答問題
1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送される。印刷はされていない。設問に対して最もふさわしい答えを選び解答用紙にマークする。
補足:
問題タイプ
- WH疑問文
- Yes/No疑問文
- 機能疑問文(勧誘、提案、依頼)
- 陳述
- 選択疑問文
Part 3:会話問題
2人または3人の人物による会話が1度だけ放送される。印刷はされていない。会話を聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。会話の中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。 各会話には設問が3問ずつある。
補足:
補足:2〜3人によるトーク。会話は約2往復。
Part 4:説明文問題
アナウンスやナレーションのようなミニトークが1度だけ放送される。印刷はされていない。各トークを聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。トークの中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。各トークには質問が3問ずつある。
補足:
1人のトーク。
Part 5:短文穴埋め問題
不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。
補足:
文法問題
- 品詞問題
- 動詞問題
- 代名詞問題
- 接続詞問題
- 前置詞 or 接続詞問題
- 関係詞問題
語彙問題
Part 6:長文穴埋め問題
不完全な文章を完成させるために、4つの答え(単語や句または一文)の中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各長文には設問が4問ずつある。
Part 7:長文読解問題
いろいろな文書が印刷されている。設問を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。文書内に新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ設問もある。各文書には設問が数問ずつある。
- 1つの文章を読んで解く問題(29問)
- 2つの文章を読んで解く問題(10問)
- 3つの文章を読んで解く問題(25問)
- 5W1H問題
- indicate, suggest問題
- NOT問題
- 言い換え問題
- 両分参照型問題
まとめ
TOEICでは、2時間(120分)の時間管理が重要になります。
部分にこだわりすぎると、全体のスコアに影響を与えます。
また、Partごとに特徴があり、得意不得意があるでしょう。
模擬試験を通して、得意不得意を認識して対策をし、時間管理のバランス感覚を身に付けましょう!
スコアアップのみを追求すると、成果が出ない時に苦しくなってしまいす。
学習したことが成果につながるまでしばらくかかるので、スコアのみを気にする必要はないでしょう。
学習して得た知識に喜びを感じることができれば、楽しく継続でき、いつしかスコアアップにつながるでしょう!