みなさんは、英会話のためには難しい単語を使いこなせなければならないと思っているでしょうか?僕は最近までそのように思っていて、TOEICや英検のために覚えた難しい単語を使えばレベルの高い英会話ができると思っていました。しかし、『海外ドラマはたった350の単語でできている』には、「英会話に必要な単語は350個」であると書かれています。
この記事では、『海外ドラマはたった350の単語でできている』から、英会話に必要な単語は350個でいい理由を述べ、その中から覚えるべき口語表現で使われる中学校では習わない単語トップ10と副詞の6大lyを紹介します!
『海外ドラマはたった350の単語でできている』とは?
著者のCozyさんは、2年間仕事でアメリカに滞在していたそうです。
その際に、簡単な会話すら聞き取れず、言いたいことが何も言えなかった体験から海外ドラマ『Sex and the City』を分析し、その結果と英会話の学習法(リスニング、スピーキング)をまとめた一冊になっています。
『海外ドラマはたった350の単語でできている』のChapter 1では、英会話に必要な英単語は350個である理由が述べられています。
『Sex and the City』に出てくる英単語数、そのうち1回だけ登場する英単語、2回だけ登場する英単語は以下の通りです。
- 英単語数:1万2088個
- 1回だけ登場:5188個
- 2回だけ登場:1974個
割合にすると、約60%の英単語は1、2回しか登場しません。
『Sex and the City』に出てくる、同じ英単語を重複して数えた全セリフの語数は以下の通りです。
- 全セリフの語数:29万4586個
- 100回以上登場:335個 =1000回以上登場:49個+100〜999回登場:286個
割合にすると、約80%が335個の英単語で構成されています。つまり、英会話ではこの約350個の英単語を使えばいいということです。本書では、この350個の英単語がランキン形式で載っています。
覚えるべき口語表現で使われる英単語
中学校では習わない単語トップ10
『海外ドラマはたった350の単語でできている』で紹介されている350個の英単語は、中学校で習う簡単なものばかりです。しかし、その中でも中学校で習わない英単語が出てきます。つまり、350個の中で、中学校で習わない英単語に焦点を絞って覚えればいいのです!
- gonna:going to(〜する予定)
- wanna:want to (〜したい)
- fabulous:すばらしい
- stuff:もの
- ex:元彼、元彼女
- gotta:have to
- totally:完全に、その通り(賛同)
- cab:タクシー
- kidding:Are you kidding(冗談やろ?)*著者は関西人
- weird:変な、不思議な、奇妙な
gonna
『Sex and the City』では444回登場!
- I am gonna 〜(私は〜するつもりです)
- I am gonna go to Starbucks.(私はスターバックスに行くつもりです)
- あむがな
- Are you gonna 〜(あなたは〜するつもりですか?)
- Are you gonna go to Starbucks?(あなたはスターバックスに行くつもりですか?)
- あゆがな
- gonna be 〜(〜にいるだろう、〜な状態だろう)
- Everything is gonna be OK.(すべてはうまくいくだろう)
- がなびー
6大ly
副詞は、、、
- 微妙なニュアンスを加えることが出来る。
- 単独、文頭、文の付け足し、文の中など好きなところで使える
- 話者の個性を出すことが出来る
覚えるべき6大ly
- really(本当に)
- actually(実際に)
- exactly(まさに)
- totally(完全に)
- absolutely(完全に)
- definitely(間違いなく)
「この映画はおもしろかった」に上の副詞をつけると、、、
- Definitely, the movie was great!(間違いなく)
- Totally, the movie was great!(ものすごく)
- Actually, the movie was great!(やっぱり)
まとめ
この記事では、『海外ドラマはたった350の単語でできている』から、英会話には350個の単語を使えばいい理由を述べ、その中から中学校では習わない単語トップ10と6大lyを紹介しました。
今回の記事はChapter 1とChapter 1.5の内容でしたが、Chapter 2では自分のLevel を知る重要性、Chapter 3ではスピーキング、Chapter 4ではリスニングの学習法が紹介されています。スピーキング、リスニングそれぞれ4つのLevelに合わせた学習法が紹介せれていますが、Level 4でも必要な単語は350個です!
僕は以前まで、英会話は難しい単語を使いこなせなければならないと思っていました。みなさんもそのように思っていたのではないでしょうか?しかし、Cozyさんの『Sex and the City』の分析は説得力があり、350個だけで英会話ができることを納得させられました。僕でも英会話上達できそうです!みなさんも一緒にスキルアップしましょう!